Canê Canê WARABI Vol.5

Canêは親愛の情を込めて誰かに呼びかけるクルド語。
クルド伝承音楽を歌い継ぐ上田恵利加、蕨市在住でユーラシアンオペラを展開する作曲家の河崎純、そしてクルド人音楽家のRenas Yunusがアナトリア、トルコやクルディスタンの音楽を、たぶんゆるゆると演奏します。
今回は日本のサズ第一人者Fujiさんはお休み。
年末の慌ただしいときですが、ほっとひと息つきにいらしてください。

Canê Canê WARABI Vol.5
日時:12月27日㈬ 19:00~20:30
場所:Antenna Books & Cafe ココシバ
   (川口市芝5-5-13 芝銀座通り商店街内 蕨駅東口下車5分)
費用:1,500円+1オーダー
問合せ・申込み info@cocoshiba.com または店頭にて直接

⬛︎上田惠利加(ウエダエリカ)
2019年、東京外国語大学オープンアカデミークルド語講座修了。在日クルド人の友人からサズを譲り受けたことがきっかけで、サズを学びはじめる。2021年から現在に至るまでFUJI氏に師事。ピアノやサズでクルド音楽の弾き語りを行う他、クルド文学作品の翻訳に取り組んでいる。2022年『世界の公用語事典』(丸善出版)クルド語パート執筆協力。クルド語で発信するYouTubeチャンネル「Japan bi Kurdi」運営。クルド系メディアRudaw、Kurdistan24、Medya Hebar、Kurdsatなどに出演。2023年2月クルド人音楽家Serdar Canan氏のコンサートを主催、共演。2月6日のトルコ・シリア大地震を受け、2月18日緊急チャリティーライブを開催。

■河崎純(作曲家、コントラバス奏者、プロデューサー)
主に舞台作品の音楽監督、構成、委嘱作品の作曲。2022年著書「ユーラシアの歌」(ぶなのもり)、韓国、ロシアの歌手を擁する二作の作曲作品CD「HOMELANDS」「STRANGELANDS」を発表。主催する音楽詩劇研究所では、ユーラシアンオペラの第三作目となる「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」を作曲、演出。
演劇・ダンス・音楽劇、実験的なパフォーマンスを中心にこれまで100作以上の舞台作品の音楽監督、作曲、演奏を手掛ける。歌、声の表現、朗読、演劇、コンテンポラリーダンス、伝統芸能の要素を用いた詩劇、音楽劇スタイルの舞台作品の作、構成、演出。
https://eurasianopera.jimdofree.com/

⬛︎Renas Yunus(レナス・ユヌス)
トルコ・ヴァン県出身。10歳でサズを始め、音楽を学ぶ。トルコの音楽レーベル「Aydın Müzik」からこれまでに9曲リリース

CanêCanê WARABI Vol.4

5か月ぶりのCanêCanêです。

Canêは親愛の情を込めて誰かに呼びかけるクルド語。日本における、弦楽器サズの第一人者Fuji、クルド伝承音楽を歌い継ぐ上田、蕨市在住でユーラシアンオペラを展開する作曲家の河崎の三人が集まり、演奏曲やアナトリア、トルコやクルディスタンについて、たぶんゆるゆると、それぞれの視点で語り合いながら、演奏します。

ゲストミュージシャンとしてクルド人音楽家のRenas Yunusも登場します。お楽しみに!

日時:8月22日(水)19:00~20:30
場所:Antenna Books & Cafe ココシバ
   (川口市芝5-5-13 芝銀座通り商店街内 蕨駅東口下車5分)
費用:1,000円+1オーダー

出演者プロフィール
■FUJI(藤井良行)
1980年代からインドー中東各地を旅し、トルコで吟遊詩人アーシュクに出会ってサズ奏者を志す。1993年イスタンブルでサズ奏者のイルファンオラル、アドナンヴァルヴェレン、ジャフェルユルデュズの各氏に師事し演奏法の基礎から学び、帰国後自身の旅の体験をもとに、トルコの歴史・文化や生活習慣などを紹介しながら、ハルク(民謡)、アラベスク(演歌)、アレウィー音楽(宗教的マイノリティー)、ロマ音楽など多様な音楽や歌を発信している。
1995年イスタンブルのローカルテレビのニュース番組に出演。1999年トルコ地震チャリティーコンサート のために来日したサズ奏者エンギン=シャファク=ギュルレル氏の指導を受ける。2007年7月毎日新聞多摩版でライブ活動が紹介される。2006年より2年間放送大学世田谷学習センターの非常勤講師。2007年5月24日の読売新聞(都内版)連載東京ストーリーでその半生が紹介され、一部で話題となる。2010年6月、NHK衛星第1放送の「アジアクロスロード」に出演。ソロ、ベリーダンス伴奏を中心に、年間100本近いライブ活動を展開。2014年、11年ぶりに訪れたトルコで、アンカラのギョクハンカラジャ氏にアラベスク(トルコのアラブ風演歌)の指導を受け新たな境地に挑む。2014年、初のソロアルバム『自由への戯れ』を発表。

上田惠利加(ウエダエリカ)
2019年、東京外国語大学オープンアカデミークルド語講座修了。在日クルド人の友人からサズを譲り受けたことがきっかけで、サズを学びはじめる。2021年から現在に至るまでFUJI氏に師事。ピアノやサズでクルド音楽の弾き語りを行う他、クルド文学作品の翻訳に取り組んでいる。2022年『世界の公用語事典』(丸善出版)クルド語パート執筆協力。クルド語で発信するYouTubeチャンネル「Japan bi Kurdi」運営。クルド系メディアRudaw、Kurdistan24、Medya Hebar、Kurdsatなどに出演。2023年2月クルド人音楽家Serdar Canan氏のコンサートを主催、共演。2月6日のトルコ・シリア大地震を受け、2月18日緊急チャリティーライブを開催。

河崎純
主に舞台作品の音楽監督、構成、委嘱作品の作曲。2022年著書「ユーラシアの歌」(ぶなのもり)、韓国、ロシアの歌手を擁する二作の作曲作品CD「HOMELANDS」「STRANGELANDS」を発表。主催する音楽詩劇研究所では、ユーラシアンオペラの第三作目となる「A Night The Sky was Full of Crazy Stars」を作曲、演出。
演劇・ダンス・音楽劇、実験的なパフォーマンスを中心にこれまで100作以上の舞台作品の音楽監督、作曲、演奏を手掛ける。歌、声の表現、朗読、演劇、コンテンポラリーダンス、伝統芸能の要素を用いた詩劇、音楽劇スタイルの舞台作品の作、構成、演出。

【今回からレギュラーメンバー】
Renas Yunus(レナス・ユヌス)
トルコ・ヴァン県出身。10歳でサズを始め、音楽を学ぶ。トルコの音楽レーベル「Aydın Müzik」からこれまでに9曲リリース。 

クルド人学生に訊く「アワスモールランド」ー「クルドの食卓」出版記念第三弾

6月20日は国連が定めた「世界難民の日」。
各地でもこの日周辺は難民関連イベントが各種開催されています。
ここに暮らすクルドの人たちの多くは戦禍や迫害から逃れ、この地にやってきました。
『クルドの食卓』出版記念第3弾は、在日クルド人大学生2名に「日本で生きるということ」「クルドの文化に思うこと」「親世代とのギャップ」などなど、思うところを自由に語っていただきます。

今回、ファシリテーターとして、公開中の映画「マイスモールランド」の監督、川和田恵真さんをお呼びしました。川和田さんは映画をつくる過程で、多くのクルドの若者から、さまざま話を聞いてきました。2時間という短い時間の中ですが、もうひとつの「マイスモールランド」が垣間見られると思います。

同じ18日のほぼ同時間帯、蕨駅西口でもドキュメンタリー映画「東京クルド」の上映と日向史有監督のトークイベントが開催されています。(現在、予約受付中)
https://www.facebook.com/kurdtomoni.HEVAL/posts/150079684242672
難民の日をきっかけに、この街で新たな発見と出会いが生まれますように。

クルドの食卓
クルドの食卓

日時:2022年6月18日㈯ 18:00~20:00(開場17:30)
場所:Antenna Books & Cafe ココシバ
(川口市芝5-5-13 JR蕨駅東口徒歩6分 芝銀座通り商店街内)
定員:18名・要予約
料金:1,500円(クルド風チャイ付)
予約:info@cocoshiba.com、または店頭で直接

《サテライト会場視聴》
※リアルタイムで対談をスクリーン上映します。
日時:2022年6月18日(土)18:00~20:00(開場17:30)
場所:スペースとプラン
(川口市芝4-5-31 JR蕨駅東口徒11分 芝銀座通り商店街内)
定員:18名・要予約
料金:1,000円
予約:info@cocoshiba.com、または店頭で直接

クルドの食卓

クルドの食卓

クルドの食卓

中島直美(ROJI NO KOUBOU)著
ぶなのもり 刊

発売日:  2022年04月25日頃
著者/編集:  中島 直美
出版社:  ぶなのもり
発行形態:  単行本
ページ数:  80p
ISBN:  9784907873103

日本に約2,000人が暮らすと言われるクルド人。トルコ国内での差別や迫害から逃れ、すでに四半世紀近い歴史を日本で積み重ねている。生まれた地から遠く離れた異国で、何を食べ、どう生きているのか。

「世界3大料理と言われるトルコ料理の多くは私たちの料理」と胸を張る「美食の街」のメニューの数々。サラダ・前菜、スープ、メインディッシュ、主食、スイーツ…、彼らが自宅で作る33のレシピをフルカラーで掲載している。

巻末には在日クルド人最新情報と女性たち・高校生から聞いた食事にまつわるエピソードを収録した。
日本に暮らすクルド人の家庭料理
クルドの食材
クルドの調理器具

これだけでも満足な一品
カトマジャペニール/クロル/ラマジュン/ゲルミ

しっかり食べたいとき おもてなしのとき
バージャネダギリティ/ケバブアバージャナ/ケバブビバゼ/パタタゴシュティ/タワパタタ/ヨネヤパタタ/バミヤテルシュ/ファスレフシク/ドルマ・サルマ

肉と一緒にスープはいかが?
メヒル/ショルベニスカン/ローヒク/ケシュク/シュベディス

もう一品ほしいとき おしゃべりのおともに
ジャージャク/スパナマスト/ノナマスト/バージャネマスト/サラタ/クスル/クフテフシク/クフテニスカン/クティリク/トゥルシュク

甘いものはみんな大好き!
ドトゥル/レワニ/テナシール/ウルメク/ケレビス

在日クルド人はいま
隣人としてのクルド人/Q&A:女性たちの食卓/座談会:十代の食卓

ROJI NO KOUBOUから

コラム
 日本の道具を上手に活かす
 発酵調味料、サルチャ
 「ヨーグルト」と呼ばれる発酵乳の話
 ペクメズ
 ソフレという「食卓」
 カウェヤケズワン